【エレキギター初心者でもできる!】ハンマリング/プリングを0から徹底解説

この記事はこんな方におすすめ
  • エレキギターを始めた方
  • ハンマリング/プリングを出来るようになりたい方・うまくできない方

ギターを始めたばかりのみなさんは、自分の演奏に幅を広げるテクニックを身につけたいと思いますか?

今回は、エレキギターを演奏する上で欠かせない「ハンマリング」と「プリング」のについて徹底解説します。

また、ハンマリング/プリングを知らない方にも「0」から解説するので、初心者には必見の内容です。

これらのテクニックをマスターすることで、あなたのギタープレイが格段にレベルアップしますよ!

また、練習にぴったりなフレーズや、実際にハンマリング/プリングが使われている曲も紹介しますので、楽しみながらスキルを磨いていきましょう。

Sho

ぜひ、ご覧ください!

目次

ハンマリング/プリングって何?

ハンマリングとプリングは、どちらも指の扱いが重要なテクニックです。

ハンマリングは、指を指板に「たたきつけるように」して新しい音を鳴らす方法で、逆にプリングは「弦を引っかけるように」して音を出します。

これらのテクニックを組み合わせることで、滑らかでスピーディなフレーズを演奏することができるようになります。

ハンマリングは「たたくようにして」音を出す奏法

ハンマリング・オン、通称「ハンマリング」は、弦を押さえている指を「たたきつけるような」動きで、弦を振動させて音を出す奏法です。

ピッキング(弦を弾く方の動き)をあまり必要としないため、なめらかな音のつながりを作るのにバッチリ適しています。

ハンマリングは速いフレーズやメロディラインで頻繁に使われる技術です。

プリングは「ひっかけるようにして」音を出す奏法

プリング・オフ、通称「プリング」は、押さえている指を弦から「引っかけるように」離して音を出す奏法です。

プリングは、ハンマリングと組み合わせて使われることが多く、こちらも速いフレーズや滑らかなメロディを演奏を可能にしてくれます。

どういうときに使われるの?

ハンマリングとプリングは、速いソロやメロディライン(いわゆるギターソロとかイントロのメロディなど)として、使用されることが多いです。

また、ギターのフレーズをよりリズミカルに、またはより連続的に聞かせたい場合に使われることもあります。

例えば、ロックからメタル、ポップスに至るまで、幅広いジャンルで使用されるテクニックです。

ハンマリング/プリング ざっくり解説

ハンマリング/プリングの弾き方とコツ

では実際に、弾き方とコツを解説していきます。

コツを参考に、皆さんも弾いてみましょう!

ハンマリングの弾き方

ハンマリングする時は、まずピッキングして音を出した後、指板にある次のフレットに指をたたきつけるようにします。

具体的には、以下の画像をご覧ください。

ハンマリングの弾き方

たたきつけるようにといっても、強くやりすぎるのはNGです。

スマホをタップするような力加減で、ハンマリングしましょう!

この動作がスムーズにできると、2つの音が連続して鳴るため、リズミカルで流れるような演奏になります。

ハンマリングのコツその①: 指を立ててたたく

ハンマリングは、指をしっかりと立てて、指板に指をたたきつけることが大切です。

一方、指が寝てしまうと音がしっかりと出ず、きれいな音を出すのが難しくなります。

ハンマリングのコツその②: 指を大きく動かしすぎない

大きく動かすと、力が入りすぎてしまい、逆にスムーズな動作が難しくなります。

コンパクトな動作を意識して、フレットボードに指をたたきつけましょう。

ハンマリングのコツその③: 人差し指の先で不要な弦をミュート

余計な音が鳴らないように、人差し指の先で不要な弦をミュートすることも大切です。

これによって、よりクリーンな音を鳴らせます。

余裕があれば、意識してみましょう。

ハンマリングのコツその④: 力まず脱力を意識

初めてのハンマリングは動きが慣れていないため、どうしても力んでしまうことが多いですが、これを乗り越えるには繰り返し練習することが大切です。

必要最低限の力で音を出せるようにするため、何度もトライしましょう!

プリングの弾き方

プリングはハンマリングとは逆に、フレットに置いた指を引っかけるようにして、次の音を出す奏法です。

具体的には、以下の画像をご覧ください。

プリングの弾き方

この動作をスムーズにすることで、2つの音が連続して響き、リズミカルで流れるようなフレーズができるようになります。

プリングのコツその①: 指を立てる

プリングをする時にも、指をしっかりと立てて、フレットに置くことが重要です。

指が寝てしまうと、引っ掛ける力が弱くなり、音がしっかりと出なくなります。

プリングのコツその②: 指を大きく動かしすぎない

大きく動かしてしまうと、次の音が鳴るタイミングが遅れてしまうため、スムーズな演奏が難しくなります。

コンパクトな動作を意識して、弦を引っかけるようにしましょう。

プリングのコツその③: 弦は斜め下をひっかくイメージ

プリングをするときは、「下方向」に引っかけるよりも弦を「ななめ下」に引っかけるように指を動かすと、やりやすくて音がしっかりと鳴ります。

ぜひ意識してみましょう!

プリングのコツその④: 人差し指の先で不要な弦をミュート

プリングも余計な音が鳴らないように、人差し指の先で不要な弦をミュートすることも大切です。

余裕がある方は、ミュートも意識して弾いてみましょう。

プリングのコツその⑤: 力まず脱力を意識

ハンマリングと同様、プリングも力んでしまうとスムーズに演奏できなくなります。

リラックスして、必要最小限の力で弦を引っかけることを意識してください。

実際に弾いてみよう!ハンマリング/プリングの練習フレーズ

ハンマリング/プリングの練習フレーズを3つほど、用意してみました。

シンプルなフレーズなので、初心者でも取り組みやすいと思います。

また、この練習フレーズの解説や音源をタブで隠してみました。

自信がある人はtab譜の情報だけで演奏してみてください!

tab譜(タブ譜)の見方が分からない方は、こちら👇

ハンマリング/プリングのtab譜表記について、解説しています。

基本的なハンマリングフレーズ

ハンマリング基本フレーズ
フレーズ解説: (見たい方はこちらをタップ)

このフレーズでは、5フレットをピッキングしてから、7フレットをハンマリングで弾きます。

シンプルですが、ハンマリングの基礎を練習するのに最適です。

また1小節目は4分音符のリズムで、2小説から8分音符のリズムに変わります。

リズムの変化を意識して、ゆっくり練習してみましょう!

・フレーズ音源

ハンマリング/プリングの組み合わせフレーズ

ハンマリング/プリング 組み合わせフレーズ
フレーズ解説: (見たい方はこちらをタップ)

このフレーズは、ハンマリングとプリングの組み合わせになります。

①5弦の5フレットをピッキングしてから、7フレットをハンマリング

②4弦5フレットをピッキングしてから7フレットをハンマリング、その後5フレットをプリングして

③7フレットの5弦をピンキングする

といった流れです。

これにより、ハンマリングとプリングをスムーズに切り替える練習ができます。

ハンマリングとプリングの組み合わせフレーズは、曲中でもよく使われるので、ぜひ習得しましょう。

・フレーズ音源

少し難易度アップ!スライドとのコンビネーションフレーズ

ハンマリング・スライド コンビフレーズ
フレーズ解説: (見たい方はこちらをタップ)

このフレーズは、ハンマリングとスライドの組み合わせです。

5フレットをピッキングして、7フレットへのハンマリングしたあと、7フレットから9フレットへのスライドをします。

スライドとの組み合わせも曲中では使われるので、ぜひ習得しましょう!

・フレーズ音源

ハンマリングとプリングの連続応用技!トリルを覚えよう

トリルとは?

トリルは、ハンマリングとプリングを連続的で弾く奏法です。

「ピロピロピロ~」という音の響きが特徴で、ハンマリングとプリングの基本がしっかりしていれば、トリルも習得できます。

トリルの弾き方

トリルの弾き方としては、ハンマリングとプリングを連続して繰り返す動作になります。

具体的には以下をご覧ください。

ハンマリングとプリングの基本やコツがしっかりしていれば、習得可能な弾き方です。

ぜひ、最初はゆっくりから練習してみましょう。

トリルの練習フレーズ

トリルの練習フレーズも例も紹介します。

トリルの練習は、高速なハンマリングとプリングを繰り返すことで指の動きを鍛えることができます。

トリルのtab譜表記は「tr」で表されます。

トリル 練習フレーズ
フレーズ解説: (見たい方はこちらをタップ)

5フレットと、7フレットのハンマリング/プリングを繰り返すシンプルなフレーズです。

最初はゆっくりから始め、少しずつテンポを上げていきましょう。

難しく感じたら、ハンマリング/プリングの基礎に戻って練習してみてもいいと思います。

・フレーズ音源

ちなみに余談ですが、トリルのtab譜表記は、以下のようにあらわされることもあります。

弾き方は、上のtab譜と全く同じです。

トリル 別表記

よくあるお悩み

ハンマリング/プリングの、よくあるお悩みについてまとめました。

「うまく弾けない」という方は、参考にしてみてください!

ハンマリング/プリングの違いが分からない

ハンマリングとプリングの違いは、動作にあります。

ハンマリングは、弦を押さえた状態から別のフレットに「たたきつけて」音を出す奏法です。

一方、プリングは、押さえた弦を「引っかけて」別のフレットに音を変える技術です。

どちらも音を滑らかにつなげるために使われますが、ハンマリングは弦を押したたく動作、プリングは弦を引っかける動作という違いがあります。

ハンマリングの違いとは?

ハンマリング/プリングが出来ない・音が出ない

ハンマリングやプリングがうまくできないと感じる場合、まずは力加減とスピードを確認してみましょう。

ハンマリングでは、指を弦にしっかりと「たたきつける」ことが重要です。

音が出ない場合、指の力が弱すぎたり、動作が遅すぎたりすることが原因です。

プリングの場合も同様に、弦を「引っかける」動作がしっかり行われているか確認してみてください。

また、最初のピッキングで音がしっかりと出ているかも確認しましょう。

最初の音がしっかりしていないと、その後のハンマリングやプリングの音も小さくなってしまいます。

ハンマリングで1・2弦の音が小さくしか出ない

1弦や2弦は太さが細く、ハンマリングの際に音が出にくいことがあります。

この場合、指先を立てて、弦をしっかりと押さえつけることがポイントです。

また、最初のピッキングでしっかり音が出すよう意識してハンマリングをすると、音が小さくなる悩みを改善できるかもしれません。

練習していると指が痛くなる

ハンマリングやプリングを練習していると、指が痛くなることはよくあります。

これは、指の動きや皮膚がまだ慣れていないためです。

最初は無理の内容に短い時間で練習し、少しずつ練習時間を増やしていきましょう。

また、力を入れすぎないようにし、リラックスした状態で演奏することも指の痛みを和らげるポイントになります。

指が痛いと感じたら、無理をせずに休憩をとることも上達する上では大切です。

指の痛みに悩んでいる方は、以下の記事が参考になるかもしれません👇

ハンマリング/プリングのtab譜の読み方が分からない

ハンマリングとプリングはTAB譜に「h」や「p」という記号で表記されます。

例えば、「7h9」と書かれている場合、7フレットを押さえた状態から9フレットをハンマリングで押さえるという意味です。

一方、「9p7」と書かれている場合、9フレットを押さえた状態からプリングで7フレットの音を鳴らすという動作になります。

詳しくはこちらの記事でも解説しています。👇

ハンマリング/プリングが使われている曲の紹介

次にハンマリング/プリングが使われている曲を紹介します。

これから練習する曲を選ぶ際の、参考にしてみてください!

君と羊と青 – RADWIMPS

ハンマリング/プリングが使われている部分: イントロのメロディ

この曲はRADWIMPSの名曲で、ポップなメロディーが特徴です。

特に特徴的なのはイントロのメロディで、連続するハンマリングやプリングが取り入れられています。

初心者にとって少し難易度が高めの曲ですが、ハンマリング/プリングを練習するにはもってこいの曲です。

ROCKET DIVE – hide

ハンマリング/プリングが使われている部分: ギターソロ

ROCKET DIVEは、元X JAPANのリードギターhideの代表曲の一つで、エネルギッシュなギターのメロディが特徴です。

ハンマリング/プリングが使われている部分は、ギターソロになります。

ギターソロはそこまで難しいフレーズではなく、曲全体としてもパワーコードで弾けるので、初心者の方におすすめしたい楽曲のひとつになります。

hideの簡単に弾ける曲をもっと知りたい方は、こちら👇

楽譜(tab譜)が無料で読めるおすすめサイト

ここでは、楽譜(tab譜が)無料で読めるサイトを紹介します。

ぜひ活用して、好きな曲を練習してみてください!

Songsterr(ソングスター)

tab譜に再生機能が付いており、実際の演奏を聴きながら練習ができます。

無料でありながら、曲数も意外と多いのでとても便利です。

上で紹介した楽曲もこちらのサイトで読めます!

Songsterrについて、もう少し詳しく知りたい方はこちら👇

ハンマリング/プリングが上達するおすすめ教則本

ハンマリング/プリングの、練習フレーズがいくつか掲載されている教則本を紹介します。

以下は、筆者おすすめの教則本なります。

初心者にとってはフレーズのハードルが高めですが、弾きこなせれば上達間違いなしです。

この本が気になっている方は、以下でもう少し詳しく解説しています👇

まとめ: ハンマリング/プリングは演奏の幅を広げてくれる

ハンマリングとプリングは、エレキギターの演奏をより豊かにするための基本的なテクニックです。

この奏法を覚えるだけで、弾ける曲のバリエーションが増え、演奏の幅が広がります!

最初は難しく感じるかもしれませんが、正しいコツをつかんで練習を重ねることで、少しずつ身につけることが出来ます。

今回紹介した練習フレーズや楽曲を参考に、楽しく練習を続けてください!

皆さんの声を聞かせてください! 🎸

あなたのギターライフを支えたいと思い、ギターに関するお悩みをお持ちの方に向けて、アンケートを実施しています!

お気軽にぜひ、お待ちしております🙇‍♂️

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この記事を書いた人

Sho(ショウ) と申します。

エレキギターを始めて、歴7年です。
ガチではなく、趣味としてギターをエンジョイしています。

エレキギター初心者の方に向けて楽しく続けていけるような情報を発信していますので、ぜひご覧ください!

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