エレキギターアンプ使い方完全ガイド:初心者向けの接続方法と音作りのコツ

この記事はこんな方におすすめです!

  • ギターアンプのつなぎ方を知りたい
  • アンプでの音作りを知りたい

エレキギターを始めたばかりの初心者の皆さん、アンプの使い方に悩んでいませんか?

ギターアンプはギターの音を増幅し、多様な音色を作り出すために欠かせないアイテムです。

本記事では、アンプの接続方法、つまみの使い方、基本的な音作りの方法について詳しく解説します。

この記事を参考にすれば、スムーズにエレキギターを始められ楽しむことが出来ますよ。

ぜひ理想の音作りをしていきましょう!

Sho

サクッと読めるので、ぜひご覧ください!

目次

アンプの種類

まずは、ギターアンプの種類について軽く説明します。
アンプには大きく分けて、以下の2種類があります。

真空管アンプ:
温かみのある音質が特徴で、プロのミュージシャンにも愛用されています。
真空管を使っているため、音に独特の味がありますが、メンテナンスが必要です。

トランジスタアンプ:
デジタル技術を用いたアンプで、扱いやすく耐久性に優れています。
価格も比較的手頃で、初心者におすすめです。

アンプの基本的な使い方

必要なもの

エレキギターをアンプに接続するために必要なものは、以下の通りです。

  • エレキギター🎸
  • アンプ
  • シールド(ギターとアンプをつなぐケーブル)

これらをまだ揃えていない、という方は以下の記事を参考にしてみてください。👇

アンプを使う際には、以下の手順に従って接続します。

ぜひ一緒にやってみてください!

STEP

コンセントにつなぐ

通常のギターアンプの場合、コードをコンセントにつなぐ必要があります。

つながないと電源が入りません。まずはコンセントにつなぎましょう。

STEP

アンプ側のつまみを全部0にする

電源を入れる前に、すべてのつまみ(GAIN、VOLUMEなど)を0に設定します。

特に、VOLUME(ボリューム)は必須です。
理由はこちらで説明しています。

ボリュームは「VOL」と書かれていることもあり、ゲインは「DRIVE」や「DIST」と書かれていることもあります。

STEP

ギターとアンプの接続

「シールド」を使って接続します。

ギター側、アンプ側それぞれに接続しましょう。

ギター側には「ジャック」と呼ばれる部分に、アンプ側には「Input」と書かれた端子があるので、そこに差し込みます。

アンプ側の端子には「Guitar」「Instrument」と表記されているものもあります。


ちなみに、シールドに向きなどないので、どちら側を差し込んでも問題ありません。
しっかり、奥まで差し込みましょう。

STEP

アンプの電源を入れる

シールドでつなぐことが出来たら、電源(Power)を入れてみましょう。

真空管アンプの場合、「Power」「Standby」の2種類の電源スイッチがあります。
この場合はPowerを入れた後に、2~3分待ってからStandby(スタンバイスイッチ)を入れましょう。

例)マーシャルアンプ

2~3分待つ理由は、真空管を温めるためです。

STEP

ギターのボリュームを上げる

ギター本体には「コントロールノブ」と呼ばれるボリュームを調節する部分があります。
「コントロールノブ」を回して、ボリュームを上げましょう。


「コントロールノブ」には「volume」、「Tone」などありますが、すべて全開にしておきます。

そうしておかないと、アンプ側のvolumeを上げても音は出ません。

STEP

音量調整をする

ギターのボリュームを上げたら、実際に音を出していきます。
アンプのVOLUMEを少しずつ上げながら、ギターの弦を弾いて音を確認します。
もしVOLUMEだけで音が鳴らなければ、GAINも上げてみましょう。

アンプから音が出れば、接続完了です。

イヤホンやヘッドホンで練習したい場合

アンプに、接続用の端子があるのでこちらに差し込みましょう。

シールド接続用のInput端子と間違えないように!

アンプのVOLUME(ボリューム)が上がっている状態で、電源をON/OFFするのは避けましょう。

理由としては、以下になります。

  1. スピーカーやアンプのダメージを防ぐため:
    ボリュームが高い状態で電源を入れると、アンプが突然大きな音を発生させることがあります。
    スピーカーに負荷がかかり、故障や損傷を引き起こす可能性があります。
  2. 聴覚への影響:
    突然の大音量は、演奏者や周囲の人の耳に負担をかける場合があります。
  3. 機材の長寿命化:
    機材に過剰な負荷をかけないようにすることで、アンプやスピーカーの寿命を延ばすことができます。
    頻繁に大きなノイズが発生する状態は、機材にとってストレスとなり早期の故障の原因となります。

これらの理由があるので、必ずVOLUMEを落としてから電源を切りましょう。

のちのちスタジオでバンドの練習をしたいという方は、バンドメンバーやスタジオのスタッフさんにも迷惑をかけてしまう場合がありますからね。

基礎知識として、しっかりと覚えておきましょう。

あらためて、適切な手順を記載しておきます。

  • 電源を入れる時:
    1. アンプのボリュームを0に設定する。
    2. アンプの電源を入れる。
    3. ボリュームを徐々に上げて好みの音量に設定する。
  • 電源を切る時:
    1. 演奏が終わったら、ボリュームを0に戻す。
    2. アンプの電源を切る。

アンプのつまみの使い方

共通のつまみの説明

各つまみの役割を理解することで、理想の音作りができます。
以下に主要なつまみを、画像を交えて説明をします。

① GAIN(ゲイン):
音の歪(ひず)みを調整します。
クリーントーンを求める場合は低めに、ロックやメタルのような歪んだ音を求める場合は高めに設定します。

②TREBLE(トレブル):
高音域を調整します。
シャキシャキした音が欲しい場合は高めに、柔らかい音が欲しい場合は低めに設定します。

③BASS(ベース):
低音域の周波数を調整します。
重厚な音が欲しい場合は高めに、軽やかな音が欲しい場合は低めに設定します。

④VOLUME(ボリューム):
アンプの音量を調整します。
初めは低めに設定し、徐々に上げて好みの音量にします。

・アンプの種類によってはあるつまみ

MID(ミッド):
中音域を調整します。
音の抜けを出したいというときなどに設定します。

※トレブル、ミッド、ベースのことをEQ(イコライザー)といいます。

MASTER(マスター):
アンプ全体の音量を調整します。演奏環境に応じて調整しましょう。

GAIN(ゲイン)、Treble(トレブル)、Mid(ミッド)、Bass(ベース)のつまみをすべて中央に設定します。

多くのアンプでは、これが12時の位置です。

ここから不要な音を削っていき自分好みの音にしていきましょう。

これは「フラット」な設定から始めて、そこから微調整していくという考え方です。

例えば、、、

・もう少しクリーンな音にしたいな
・・・Gainを下げてみる

・もう少しシャキッとした音を出したいな
・・・trableを上げる

ほかの音と被って、ギターの抜けがないな
・・・midを上げる

ボワっとした音を少なくしたいな
・・・Bassを下げる

このように各つまみを少しずつ調整しながら、自分の好みの音に近づけていきます。

ちなみに、筆者はこんな音が好きです。

シャキッとした音が好きなので、歪みやボワっとした低音を抑えるために、GAINとBASSを少し低めにしています。

音作りに決まりはありません。自由にいろいろ試してみましょう!

例外と注意点

アンプの特性:
アンプによって、フラットな設定が必ずしもつまみを中央に設定することを意味しない場合があります。
アンプの特性や設計によって異なるので、アンプの取扱説明書などを確認してみましょう。

いろんな基本設定例

音楽ジャンルに応じての設定例を、以下に紹介します。
ぜひ試して、楽しんでみてください!

クリーントーン設定(数字はつまみの位置です)

ボリューム: 2~3
ゲイン: 1~2
トレブル: 6~7
ミッド: 5
ベース: 4~5
マスター: 演奏環境に合わせて調整

・ロックトーン設定(パワフルなリズムやソロ用)

ボリューム: 2~3
ゲイン: 1~2
トレブル: 6~7
ミッド: 5
ベース: 4~5
マスター: 演奏環境に合わせて調整

・ジャズトーン設定(暖かくまろやかな音)

ボリューム: 3~4
ゲイン: 1~2
トレブル: 4~5
ミッド: 6~7
ベース: 6~7
マスター: 演奏環境に合わせて調整

アンプから音が出ない場合、以下の点をチェックしましょう。

うっかりパターン

  • コンセントにつないでいない
  • ギター本体のボリュームが上がっていない
  • 電池が入っていない or 電池切れ(電池式のアンプの場合)
  • イヤホン or ヘッドホンさしっぱなし

音が出ない場合、大体このうっかりパターンが多いです。

筆者もギターのボリュームが上がっていないのは、しょっちゅうやります💦

対処法としては、アンプのつなぎ方の手順をしっかり守ってみましょう。

道具パターン

  • シールドがしっかりと刺さっていない
  • シールドが接触不良 or 断線している

筆者の経験上、アンプにつないで音を出している状態で、「ぷつぷつ音」が聞こえる場合は断線か、接触が悪くなっている可能性が高いです。

対処法としては、シールドは消耗品なので買い替える or 交換しましょう。

マジの故障かも?パターン

  • ギター本体のボリュームを上げても音が出ない
  • 電源がついているのに、アンプのつまみを全開にしても音が出ない

この場合もシールドの断線などが原因かもしれないので、まずはシールドを変えてみましょう。

つまみを何度か回してみるのもおすすめです。

それでも改善しない場合、ギターやアンプ本体の故障の可能性があるので、素人では対処が難しいです。

その場合、一度楽器店やメーカーに確認してもらうのも手です。

保証期間内なら、無料で修理や交換をしてくれる場合があります。

当てはまるという方は、一度以下を参考にしてみてはいかがでしょうか。
島村楽器店の修理について、該当リンクを貼っておきます。

島村楽器のリペア

島村楽器のリペア よくある質問

リンク元: 島村楽器 公式ページより

もっとアンプの使い方について知りたいという方はこちらがおすすめ

以下の書籍をご覧になるのがおすすめです。

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アンプの種類ごと(マーシャルアンプやvoxアンプ)の使い方や、基本の音作りについてていねいに解説されています。

こちらはAmazon kindleでもご覧になれます。

Q&A よくある質問

アンプの設定がうまくいかないとき、どうすれば良いですか?

最初にすべてのつまみを12時の位置に設定し、そこから自分の好みに応じて微調整すると良いでしょう。

音がこもっていると感じたらトレブルを上げ、音が薄く感じたらベースやミッドを上げてみてください。

GAIN(ゲイン)を上げると音がひずんでしまいます。これは正常ですか?

はい、ゲインを上げると音に歪みが加わります。

ロックやメタルなどのジャンルでは歪みが必要ですが、クリーントーンを求める場合はゲインを低く設定してください。

アンプから音が出ません。どうしたらいいですか?

まずは、もう一度最初からつなぎなおしてみましょう。

ギターのボリュームが上がっていないなどの初歩的な理由の可能性もあります。

シールドの断線の可能性もあるので、別のシールドを試してみるのもおすすめします。

まとめ

今回はアンプの基本的な使い方について、紹介しました。
以下に要点をまとめます。

ギターアンプの使い方を理解することで、様々な音色を楽しむことができます。

基本的なつまみの使い方や接続方法をマスターし、自分だけの音を作り出してみましょう。

初心者の方でも、今回のガイドを参考にして、楽しくギターを弾いてください!

また、まだアンプを持っていないという方は、「VOX Pathfinder 10」というアンプがおすすめです。

初心者にも、操作がしやすく扱いやすいアンプとなっています。👇

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この記事を書いた人

Sho(ショウ) と申します。

エレキギターを始めて、歴7年です。
ガチではなく、趣味としてギターをエンジョイしています。

エレキギター初心者の方に向けて楽しく続けていけるような情報を発信していますので、ぜひご覧ください!

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