エレキギターストラトの弦交換を簡単に!初心者向けに方法を徹底解説!

この記事はこんな方におすすめ
  • エレキギターを始めたけど、弦の貼り方が分からない
  • 初めての弦交換が不安、失敗したくない
  • ストラトキャスターの弦の張り方を知りたい

ギターの演奏を楽しむためには、適切な弦交換が欠かせませんが、「どうやってやるの?」と戸惑う方も多いのではないでしょうか?

この記事では、初心者でも簡単にできるエレキギターの弦交換手順をわかりやすく解説します。

特にストラトキャスターの弦交換をしたいという方には特におすすめです。
(この記事では、「ストラトタイプ」と呼び方を変えて紹介します。)

また具体的な手順や必要な道具の紹介、よくあるトラブルへの対処法まで、詳しく説明しますので初めての弦交換に不安を感じる方も安心ですよ。

これを読めば、弦交換がぐっと身近に感じられ、演奏の質も向上すること間違いなしです。

Sho

ぜひ、読みながら一緒に弦交換してみてください!

弦交換の手順をすぐご覧になりたい方は、こちらをタップすると手順の項目まで飛べます!

目次

弦交換の準備

弦交換にはいくつかの道具が必要です。

以下に「必須の道具」と、「あると便利な道具」を分けて紹介します。

必須の道具

・新しい弦

言わずもがな、ないと交換できません。

・弦切り用ニッパー(ストリングカッター)

古い弦を切る用の道具です。
プラモデル用などのニッパーは、柔らかいものを切る用なので控えましょう。

あると便利な道具

・ストリングワインダー

弦を「ポスト」に巻き付ける道具です。
あると、楽に巻き付けることが出来ます。

・ネックピロー

ギターの「ネック」を支える道具です。
あると、弦交換が安定して行えます。

・カポタスト

弦を固定する道具です。

古い弦を切る前にカポタストでネックを固定しておくと、古い弦を切った際に不意に跳ねたりすることを防ぎ、
安全に作業できます。

推奨セット

道具をまだ持っていないという方は、ニッパーとストリングワインダーが
「セット」になっているものがおすすめです。

Sho

弦切り用ニッパーと、ストリングワインダーは、初心者セットに付属していたものでもOKです。

弦の選び方

ここでは、「ストラトタイプ」におすすめの弦を軽く紹介します。

こちらの太さの弦がおすすめです。

・ライトゲージ(0.10 – 0.46インチ):
最も一般的な弦の太さです。
初心者に適しており、弾きやすくバランスの良い音を出せます。

・スーパーライトゲージ(0.09 – 0.42インチ):
ライトゲージよりも細く、さらに弾きやすいが音が細くなることがあります。
ライトゲージでは指が痛い、という方にはおすすめです。

人気のブランドには、D’Addario(ダダリオ)やErnie Ball(アーニーボール)などがあります。

エレキギター弦についてもう少し詳しく知りたい方は、こちらの記事で解説しています。

それでは「ストラトタイプ」の弦交換を、順に説明していきます。

STEP

ペグをゆるめる

まずは「ペグ」をゆるめていきます。

「ペグ」というのは、ギターヘッドについている部品です。

ストラトタイプの場合、ギターヘッドの先端に向かって、6弦~1弦という風に並んでいます。

ペグを「時計回り」に回すとゆるめることが出来ます。

ある程度ゆるめれば、OKです!

STEP

古い弦を切る

弦をある程度ゆるめたら、6弦から1弦までニッパーで切ります。

切るのは大体、ネックの「真ん中」あたりがいいと思います。

お役立ち情報:
切るときは、「カポタスト」で固定しておくと、より安全に切ることが出来ます。
切ったときの、弦の不意のはねなどを防ぎます。

注意
ペグをゆるめないまま弦を切ると、弦がはねてけがをする場合があります。
切る際は、必ずペグをゆるめてから切りましょう。

STEP

古い弦を外す

弦を切ると「ペグ」側「ブリッジ」側に分かれていると思うので、外しましょう。

「ペグ」側はくるくるっと弦を回せば、簡単に取れるはずです。

「ブリッジ」側に残った弦は、ブリッジ裏の穴から取り出します。

これを6~1弦すべてやりましょう。

切った弦は、このように丸めておくと安全です。

番外編: 指板とフレットのクリーニング

古い弦を外した後は、エレキギターのお手入れ絶好のチャンスです。

指板やボディをきれいにしていきます。

クロスなどを使って拭き、フレットには専用の指板オイルを使うと良いでしょう。

STEP
新しい弦を通す

古い弦を外したら、新しい弦を張っていきます。

新しい弦は、袋から出しておきましょう。

弦をブリッジ裏の、穴から通していきます。

注意!
この時、通す弦を間違えていないか確認しておきましょう。
違う弦を通してしまい、間違って張ってしまうと、やり直しになります。

また、ペグの位置をこのようにそろえておくといいです。

実際に弦を巻いていくときに、ペグが邪魔にならずに済みます。

STEP
新しい弦を貼る

そうしたら、新しい弦を張っていきます。

弦の先端を差し込む

「縦穴式」のポストの場合は弦の先端を、上から「奥まで」差し込んでいきましょう。
(横穴式のペグについては、こちらで解説しています。)

そうしたら、弦を90°に曲げます。

弦を巻き付ける

弦を曲げたら、ポストに巻き付けていきます。

ペグを「反時計回り」に回すと、弦を巻き付けていくことが出来ます。

重要!
巻き付けるとき、「弦は下になるように」巻き付けていってください。
具体的に言うと、巻きが1週したら、2週目から1週目の弦の「下」になるように巻いていきます。
「上」に巻いていってしまうと、テンション(張力)がかからず、不安定なチューニングの原因になります。

また、巻き付ける際に片方の手(大体の方は右手)で、弦にテンション(張力)をかけ続けるようにしてください。

ブリッジ側に引っ張るような感じです。

そうしておかないと、うまく弦が巻き付いていきません。

2~3週巻き付ければ、テンションをかけている手は徐々に楽になってくると思います。

注意
張った弦が、「ナット」の溝にはまっていることを確認しましょう。
しっかりはまっていないと、弾いた際にビビりなどが起こります。

ほかの弦も同じ手順で繰り返す

弦はこの時点で「チューニング」はせず、ある程度巻き付けることが出来たら、他の弦も同じ手順でやりましょう。

ちなみに1、2弦は「ストリングガイド」にかけるのを忘れずに注意してください。

ストリングワインダーを使うと便利

弦の巻き付けは手でもできますが、ストリングワインダーを使うと便利です。

ペグにはめてぐるぐると巻けば、手よりも楽にまくことが出来ます。

注意:
ストリングワインダーを使用する際は、丁寧に巻きましょう。
理由は、ペグやヘッドの側面を傷つけてしまう可能性があるからです。
ストリングワインダーは手で巻くよりも強い力がかかるため、ペグの金属メッキがはがれてしまうことがあります。
通常、そこまでひどくなることはありませんが、使用の際は焦らず回していきましょう。

弦の巻き数について

低音弦(6〜4弦)はポストに「2巻き」、高音弦(3〜1弦)は「3巻き」程度が理想です。

ですがこれはギターの種類であったり、個人の好みでも変わってきます。

巻き数が足りないと弦の張力が不足し、チューニングが不安定になる可能性があるので、あくまで目安として覚えておきましょう。

STEP
弦交換完成

STEP1~6の手順をすべての弦に対して行うことが出来たら、弦交換完成です。


チューニングを忘れずに

弦交換が終わったら、忘れずに「チューニング」をしていきます。

詳しいチューニングの仕方については、以下をご覧ください。
初心者に向けて分かりやすく解説しています。

ポイント:
弦は最初丸めて梱包されているため、張りたての弦はチューニングが安定しません。
繰り返しチューニングを行うと、弦が伸びてきて徐々に安定していきます。

「横穴式」ペグの場合の巻き方

ストラトタイプのギターには、ペグが「横穴式」のものがあります。

基本的には「縦穴式」と同じですが、最初の巻き方だけ違います。

ポストに弦を入れ、弦の先を「1cm」くらい先端を出して、以下の図のように弦を曲げます。
(事前に、ポスト「2個」~「2個半」分の余分な弦は切っておいてください。)

注目:
ここから「縦穴式」と同じく、下へ下へと弦を巻いていきますが、「横穴式」の場合「1週目」は「1cm」突き出た先端の「上」に巻いていきます。
そして2週目からは、突き出た先端の「下」に行くように巻いていくようにしましょう。
そうすることによって、チューニングが安定します。

この時、縦穴と同様に片方の手でテンションをかけ続けて、巻くようにしていきましょう。

弦交換時のトラブルと対処法

「え、思ったようにいかない!どうしよう!」

そんな方に、弦交換によくあるトラブルとその対象法について紹介します。

ポストに弦が通らない or 古い弦がポストから抜けない

よくある原因:
「ロック式ペグ」の可能性があります。

対処法:
「ロック式ペグ」の種類に応じた、外し方や取り付け方をする。

「ロック式ペグ」とは、ポストに巻き付けるのではなく、弦を固定して弦交換を簡単にしたペグです。

通常のペグとは違い、弦の外し方や取り付け方が異なっている場合があります。

ギターの取扱説明書などで、ロック式ペグの取り扱い方法を確認してみましょう。

弦を交換したらブリッジが浮いてしまう

よくある原因:
今まで張っていた弦よりも太い弦を交換した

太い弦になるにつれテンション(張力)がきつくなるので、今まで張っていた弦より太い弦を張ると、起き上がってしまう場合があります。

対処法:
・細い弦に張りなおす
・ブリッジ裏にある「スプリング」を調整する

弦を一度ゆるめ、ギター本体裏のプレートを外して、バネの掛かっているハンガーのネジを左右均等に少しずつ締めて調整します。

難しい場合は、楽器店でもメンテナンスしてもらえるので、検討してみるのもよいでしょう。

ブリッジ裏のブロック穴から弦が抜けない

対処法:
穴に通る細長いものを入れて押し出してみる
例)六角レンチや、先の細いドライバー

チューニングをしているとペグから弦が外れてしまう

よくある原因:
テンションが(張力)しっかりかかっていない

対処法:
・弦を貼るときは、右手でしっかりテンションをかけ続けながら弦を巻き付けていく

・ペグが自体がゆるんでいるかも確認する。
例)ネジがゆるんでいないかなど

弦交換した後チューニングが合わない

新しい弦は最初丸まった状態で梱包されているため、張りたてでチューニングが合わないのは当然です。

都度チューニングを繰り返せば、徐々に合ってきます。

それでも改善しないなら、「ペグがゆるんでいる」または「ポールエンド」がきちんとはまっていないなどの可能性もあります。

そもそも巻きが足りない可能性もあるため、巻き数を確認してみましょう。

自力で解決しないものは、一度楽器店で点検してもらうのも手です。

島村楽器のリペア

リンク元: 島村楽器 公式ページ

まとめ: 弦交換は慣れです

エレキギターの弦交換は、初心者にとって難しいかもしれませんが、適切な手順と道具さえあれば簡単にできます。

また、弦交換は「慣れ」です。

最初はうまくいかず、いくつかの弦を台無しにしてしまうかもしれませんが、回数を重ねるうちに早く簡単にできるようになっていきます。

筆者も何度か弦交換に失敗しています、、、

2弦や1弦を何度も無駄にしてしまったこともありますが、その経験が今につながっています。

弦交換を習得することで、ギターの音質や演奏感が大幅に向上し、ギターを弾く楽しさが一層増すはずです。

ぜひこの記事を参考にして、ギターライフをより楽しいものにしてください!

皆さんの声を聞かせてください! 🎸

あなたのギターライフを支えたいと思い、ギターに関するお悩みをお持ちの方に向けて、アンケートを実施しています!

お気軽にぜひ、お待ちしております🙇‍♂️

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この記事を書いた人

Sho(ショウ) と申します。

エレキギターを始めて、歴7年です。
ガチではなく、趣味としてギターをエンジョイしています。

エレキギター初心者の方に向けて楽しく続けていけるような情報を発信していますので、ぜひご覧ください!

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