- 最近エレキギターを始めた方
- ストロークのやり方を知りたい方
- 上手くストロークが出来なくて悩んでいる方
エレキギターを始めたばかりの皆さん、まず覚えるべきテクニックの一つが「ストローク」です。
ストロークはギターの演奏において基本中の基本であり、これをマスターすることで、 さまざまな楽曲に挑戦することができるようになります。
この記事では、ストロークの基本からマスターするための5つのコツを、初心者向けにわかりやすく解説していきます。
ストローク練習フレーズも用意したので必見ですよ!
ぜひ、この記事を参考にして、楽しくギターを上達させてください!
一緒にストロークをマスターしていきましょう!
ストロークのコツをすぐに知りたい方はこちらをタップ☚
エレキギターを最近始められた方、特に「ギターの構え方」や「ピックの持ち方」がまだよく分からなくて不安という方はまず、以下をご覧になるのがおすすめです👇
正しいストロークをするために必要な、「正しいギターの構え方」と「正しいピックの持ち方」を解説しています!
そもそも「ストローク」って何?
「ストローク」とはギターを上下に弾く動作のこと
ストロークはギター演奏の基礎中の基礎で、楽曲にリズムであったり、音楽の雰囲気を加えたりと重要な役割を果たしています。
また、ストロークを習得することで、コードを弾いたり、リフを奏でたりといった幅広い演奏が出来るようになります。
これは初心者にとっては最初に覚えるべきテクニックであり、このテクニックが身についていれば、よりスムーズにギター演奏を楽しめるようになること間違いなしです!
ストローク練習はどれぐらい重要?
ストローク練習は、ギター演奏の基礎を身につけるのにとても重要です。
特に初心者のうちから正しいストロークを身につけることが、リズム感であったり、演奏の表現力を磨くための土台になります。
そのため、ストロークは最初の段階でしっかりと取り組むことが大切です。
ストロークがしっかりできるようになると、演奏がより楽しくなっていきますよ!
ちなみに今回は、弦を弾く方の手(右手)のストロークの動きに着目して紹介します。
最初のうちは慣れなくてつらいですが、続けていけば少しずつ出来るようになりますよ!
基本的なストロークの種類を覚えよう
まずは、基本的なストロークの種類を覚えていきましょう。
種類は、以下の3つになります。
- ダウンストローク
- アップストローク
- オルタネイトストローク
それぞれ、1つずつ解説していきますね。
ダウンストロークから始めよう
まずは、ストロークの基本となる「ダウンストローク」から練習を始めてみましょう。
ダウンストロークとは、ピックを上から下に向かって弦を弾く動作です。
この動作はシンプルで初心者にとって取り組みやすいので、まずはこの動きをマスターしましょう。
ダウンストロークの練習ステップ
ピックを正しく持って、弾くことを心がけましょう。
ピックの持ち方が不安定だと、弦に引っかかったり、音が不安定になったりしますので注意が必要です。
弾くときピックは、弦に対して平行を意識しましょう。
完全に平行ではなく、「やや角度付け目」の方が弾きやすいかもしれません。
最初はゆっくりと弦にピックを当て、力を入れすぎないように注意しながら下方向に弾いてみましょう。
アップストロークのやり方
ダウンストロークに慣れてきたら、次は「アップストローク」に挑戦してみましょう!
アップストロークとは、弦を下から上に向かって弾く動作のことです。
ダウンストロークと比べると少し難しく感じるかもしれませんが、これも基本的なテクニックの一つです。
アップストロークとオルタネイトの練習ステップ
アップストロークでは、「弦に引っかかりにくい角度」を見つけることが重要です。
この引っかかりにくい角度は、何度も練習して見つけてみましょう。
弦に対して平行にするよりも、気持ちななめにすると弾きやすいです。
ダウンとアップ交互に行う「オルタネイト」というテクニックに挑戦しましょう。
これが出来るようになれば、まずはストロークの初歩中の初歩はクリアです。
慣れてきたら少しずつスピードを上げ、テンポに合わせてダウンストロークとアップストロークを交互に繰り返します。
無理に速くしようとせず、最初はゆっくり正確さを優先してみましょう。
ストロークをマスターする5つのコツ
ストロークがしやすくなる、5つのコツを紹介します。
紹介することすべて大切なことなので、出来るところから実践してみましょう!
コツ① ストロークは弧(こ)を描くように
ストロークをするときは、「弧を描くように」意識して動かしてみましょう。
この動きによって、弦にピックが引っかかりにくくなり、ストロークが楽にできます。
分かりやすいように以下に、画像を載せます。
NGパターンとして、弧を描いていないパターンも載せました。
この状態だと、ストロークが安定せず、弦に引っかかりやすくなります。
弧をイメージしながら、ゆっくりと練習を重ねてみましょう!
コツ② 手首のスナップを意識
ストロークを行う際は、「手首のスナップを意識する」ことが重要です。
腕全体で弾くのではなく、手首の動きを中心にして、リラックスした状態でストロークを行うようにしましょう。
これにより、自然で安定して弾けるようになります。
手首のスナップは具体的に言うと、「手で何かを振り払うような動作」をイメージしてもらうといいと思います。
手首のスナップというよりかは、「腕をひねるように」の方が感覚が近いかもしれません。
あまり無理にやりすぎると腱鞘炎になるので、気をつけましょう。
またこのスナップを意識して弾けるようになると、先に紹介した、自然と弧を描くようなストロークも出来るようになります。
コツ③ ピックは弦に対して深すぎずに
ピックを弦に深く入れすぎると、音がこもったり、ストロークが重たくなったりします。
ピックは弦に対して、「先端を当てるように」意識しましょう。
するとより楽にストロークができるようになります!
最初は、弦とピックとの距離感をうまくつかむことができず難しいと思いますが、焦らずゆっくり練習していきましょう。
コツ④ ピックは弦に対して負けるように
ピックはしなるように、「弦に負けるように」弾きましょう。
これにより、スムーズにストロークができるようになります。
コツは、「ピックをあまり強く持ちすぎないこと」です。
画像だけじゃわかりずらいと思うので、以下をご覧ください。
最初は、力加減が難しいと思いますが、焦らず何度も練習していきましょう。
ちなみに、ピックは少し「浅めに」持つとストロークしやすいです。
どうしても難しい場合は、まずは薄いピック(厚さ0.46mmなど)を使用してみるのがおすすめです。
以下に筆者おすすめのピックを貼っておきます。
弦を弾くときの抵抗が少なくなり、ストロークしやすくなります。
コツ⑤ ふり幅は一定のリズムで
ストロークのふり幅は、一定のリズムで保つことが大切です。
大きく振りすぎるとテンポが乱れやすくなるため、まずは意識してゆっくりと一定のリズムで練習しましょう。
このふり幅を一定にする練習は、「メトロノーム」を利用するのがおすすめです。
「メトロノーム」は一定のリズムを刻んでくれる便利な道具で、リズム練習にもなります。
効率的にストロークが上達する方法
次に、より効率的にストロークが上達する方法を紹介します。
どれも筆者が実際に試して効果を実感したものなので、ストロークに慣れてきたら、取り組んでみてください!
メトロノームを使用して「リズム感」アップ
ストロークの練習において「リズム感」は非常に重要です。
メトロノームを使ってテンポに合わせて練習することで、正確なリズム感を養うことができます。
ギターはどれだけうまくても、リズム感がないとそれだけで台無しです。
ぜひ、技術と一緒にリズム感も上げていきましょう。
メトロノームは実物を利用してもいいですが、おすすめは「メトロノームアプリ」です。
手軽に利用できますし、メトロノームとしての機能も申し分ありません。
筆者が利用しているアプリを以下に貼っておきます。
強弱を意識して「表現力」をアップ
演奏において表現力を高めるためには、強弱の付け方が非常に重要です。
ストロークの際に、アクセントを付ける場所や強弱のバランスを意識することで、演奏がより魅力的でカッコよく聞こえます。
強弱を意識する練習を行い、表現力を向上させましょう。
強弱を意識した練習フレーズは下の方に用意したので、ぜひ練習してみてください。
教則本を利用して「応用力」アップ
教則本には、様々な練習フレーズが掲載されており、ストロークを上達させるのに便利です。
これらを練習することで、基礎的なストローク技術を応用する力が身に付き、様々な曲のフレーズにも対応できるようになります。
「いろんな曲を弾けるようになりたい!」という方は、ぜひ活用してみましょう!
以下は、筆者おすすめの教則本です。
ストロークの練習フレーズがいくつか掲載されています。
この本の詳細は、以下の記事で紹介しています👇
好きな曲をたくさん弾く
やはり、上達の近道は「好きな曲をたくさん弾くこと」です。
好きな曲を弾くことで、自然とストロークが身についていきます。
筆者自身もいくつかの好きな曲を繰り返し弾いているうちに、ストロークのコツをつかみ、スムーズに演奏できる曲を増やしていきました。
曲を選ぶ際のコツとしては、シンプルなフレーズで、テンポが速すぎないものを選ぶと良いでしょう。
これにより、無理なくリズムに合わせてストロークの練習ができます。
エレキギターで弾ける簡単なおすすめ曲はこちら👇
ストロークパターンを覚えよう!練習フレーズの紹介
初心者向けに、ストロークの練習フレーズをいくつか用意してみました。
難易度を分けて、level1~level3まであるので、今の自分のレベルにあったフレーズを実践してみてください!
Level 1: 【まずはここから】基本的なストロークパターン
説明:
基本的な4分音符のダウンストロークになります。弦はなにも押さえなくても大丈夫です。
ストロークに集中して、一定のリズムを意識しながら、弾いてみましょう。
bpm80ぐらいの速さから練習するのが、おすすめです。
Level 2: リズムに変化をつける!ストロークパターン
説明:
ダウンとアップを交互に行うオルタネイトのパターンです。
リズムをしっかり意識して弾きましょう。
また、以下は強弱のアクセントを加えたパターンです。
説明:
リズムに強弱を加えることで、より演奏に動きをつけて表現力を上げることが出来ます。
1回目と3回目のダウンを強く、2回目と4回目のダウンを弱く弾くことを意識してみましょう。
Level 3: 実際の曲でも使える!リズムパターンに挑戦
説明:
空ピッキング(弦に当てず空振りをしてリズムをキープすること)を使って、曲のリズム感を出すパターンです。
空ピッキングは、tab譜中で(⊓)と表しています。
空ピッキングが難しいと思いますが、曲中でよく使われるリズムなので、ぜひ挑戦してみましょう。
tabの読み方を知りたい方はこちら👇
【ストロークが出来ない!?】よくある悩みとその対策
エレキギターのストロークを練習していると、さまざまな壁にぶつかることがあります。
そこでここでは、初心者によくある悩みとその対策を具体的に解説します。
ストローク練習に行き詰っている方は、参考にしてみてください!
1. ストロークのやり方が分からない
初めてストロークを練習する際、どのように手を動かせばよいか分からないというのはありがちのパターンです。
対象法:
正しいストロークの基本を理解するためには、まずダウンストロークとアップストロークの違いを把握してみましょう。
それぞれの動作をゆっくりと確認しながら練習することが大切です。
手首の動きに集中し、無駄な力を抜くことで、自然なストロークが身に付きます。
2. ギターストロークが安定しない
原因:
・ピックの持つ力が強い
・手首が上手く使えていない
ストロークが安定しない原因として、ピックの持つ力が強すぎることや、手首を上手く使えていないことがよくあるパターンです。
対処法:
・ピックを落とさない程度に軽く持つ
・手首のスナップを意識して弾く
ピックを落とさない程度の力で持ち、ストロークすることで、リズムが安定しやすくなります。
また、手首を柔軟に使い、スナップを意識して腕全体の動きに頼らないように意識しましょう。
ストロークが滑らかになり、安定感が増します。
3. ピックが弦に引っかかる
原因:
・ピックが弦に対して深い
・ピックが弦に対して勝っている
・手首を使って弾いていない
ピックが弦に引っかかるのは、ピックの弦に対する深さや、強さに問題があることが多いです。
ピックを深く弦に入れすぎていたり、ピックが弦に勝ってしまうような弾き方をする場合、弦に引っかかりやすくなります。
また手首を使って弾いていないことも、ストロークのしなやかさがなくなり、弦が引っかかってしまう原因になります。
対処法:
・ピックの先端で弾く
・ピックはしなるように弦に負けるようにする
・手首のスナップを意識する
対処法として、ピックを弦の先端でしなるように弾き、手首の柔軟な動きを意識することで、引っかかりを減らすことができます。
練習の進捗を確認しよう!
チェックリストで自己評価
ここまでいろいろ紹介してきましたが、初めての方は情報が多くて混乱していると思います。
そこで練習の進捗を確認できるよう、簡単な「チェック項目」を挙げてみました。
- ダウンストロークを正しくできていますか?
- アップストロークにリズムの乱れはありませんか?
- ダウンとアップストロークを交互に弾けるようになりましたか?
- ストロークは弧をイメージして、弾いていますか?
- ストロークは手首を意識して弾いていますか?
- ピックは弦に対して深すぎていませんか?
- ピックは弦に対して勝っていませんか?
- ストロークは一定のふり幅で乱れていませんか?
正直、初めのうちからこれらすべてを意識するのは難しいです。
まずは、出来そうなところから始めていきましょう!
ストローク練習に役立つ無料サイトの紹介
楽譜(tab譜が)無料で読めるサイトを紹介します。
これらを活用して、好きな曲を弾けるようになりましょう!
無料サイト
・U-FRET
・・・定番曲から、最新の曲までラインナップが豊富にある。
コード譜がメインで、主に「弾き語り」や「ギターボーカル」をやりたい人向け。
・Songsterr
・・・tab譜(タブ譜)に再生機能が付いており、実際の演奏を聴きながら練習ができる。
これらの無料サイトは、以下の記事でもう少し詳しく解説しています👇
まとめ
この記事では、ストロークの基本的な動作から練習方法、上達のためのコツまでを詳しく解説しました。
まずは、ダウンストロークやアップストロークといった基本的なストロークの種類をしっかりと身につけましょう。
そして、手首のスナップやピックの弦に対しての深さなど、ストロークがスムーズにできるためのコツを意識しながら練習を重ねることが大切です。
また、メトロノームを使ってリズム感を鍛えることや、強弱を意識した演奏を心がけることで、より表現力豊かな演奏ができるようになります。
ストロークをマスターすることで、ギター演奏がより楽しくなり、さまざまな楽曲に挑戦する好奇心が湧いてくるはずです!
焦らず、自分のペースで練習を続けていきましょう。
これからもギターの上達を楽しんでください!
皆さんの声を聞かせてください! 🎸
あなたのギターライフを支えたいと思い、ギターに関するお悩みをお持ちの方に向けて、アンケートを実施しています!
お気軽にぜひ、お待ちしております🙇♂️
また、ギターを始めた時のエピソードや、続ける中でぶつかった壁について、ぜひコメントでシェアしてください!
具体的にお聞きしたいのは次のことです:
- ギターを始める・始めた上で、今一番悩んでいることは何ですか?
例えば、難しいコード、練習のモチベーション、時間の確保など。 - 弾けるようになりたい曲は何ですか?
コメント欄に曲名を記載していただければ、別の記事で解説させていただきます。👇
あなたの体験談やアイデアが、これからギターを始める方や、続けることに悩んでいる方にとって、とても参考になるはずです。
また、あなたからいただいたコメントをもとに、ブログ記事の向上に努めていきます。
たくさんのコメントをお待ちしています! 👇💬
ここまでご覧いただきありがとうございました!
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